パッケージに使う用紙色々(その2)
前回のブログでは、パッケージに使う用紙の代表的なものとして、
コートボール、カードB、コートカードがあることを書かせていただきました。
今回は、それぞれの違いについて細かく説明したいと思います。
前回のブログで、見た目の違いを少しだけ書かせていただきました。
コートボールは表面白色、裏面ねずみ色です。「裏ねず」なんて呼ばれ方をすることもあります。
カードBは、簡単にいうとコートボールの裏面が白色の紙です。「裏ねず」に対して、「裏白」といいます。
カードBの中層は、コートボールの裏面と同じねずみ色です。
コートカードは、カードBと同様、表裏白色ですが、中層も白色です。
コートボール、カードBは特殊白板紙、略して「特板」に分類されるのに対し、
コートカードは高級白板紙、略して「高板」に分類されます。
コートカードは高級というだけあって、見た目にも高級感があり、
値段も、同様の厚みで比べると、コートカード>カードB>コートボールの順となります。
コートボールは、お菓子やレトルトカレーのパッケージなど、食品系によく使われることが多いです。
カードBは、コートボールと同様に食品系にも使われ、それ以外にも雑貨などのパッケージに使用されます。
コートボールが裏面ねずみ色に対し、裏面が白い分、価格は少し上がりますが、見た目に高級感が出ます。
コートカードは、中層も白色で、コートボール、カードBと比べて、表面の平滑性も高く、
印刷の再現性もよいため、化粧品などの高級品のパッケージに使用されることが多いです。
また、コートカードは、雑誌などの表紙などにも使われます。
使われ方はあくまでも参考程度で、コートカードを食品パッケージに使用してもいいですし、
カードBを化粧品のパッケージに使用することもあります。
お客様の、好みやコストに合わせて、選んでいただければよいと思います。
見積りの際には、「コートボールとカードBの両方で見積りしてほしい」とのご希望があれば、
それほど手間のかかることではありませんので、遠慮なくお申し付けください。
上記の用紙以外にも、ホイル紙やアルミ蒸着紙、耐水紙などにも対応しておりますので、
パッケージの用紙でお悩みの際には、是非アート印刷所にお問い合わせください。